はじめに:Audibleでミステリーを“聴く”という贅沢
物音ひとつが意味を持つ。沈黙が語りかける。そんなミステリーの緊張感を最大限に引き出してくれるのが、**Audible(オーディブル)**です。
プロ声優や俳優による朗読によって、登場人物の息遣いまでも感じ取れる“聴く読書”。
今回はその中でも、実際に聴いて本当に良かった!と感じたミステリー作品6選をご紹介します。
どの作品も「聴く」ことでこそ、より深く物語に引き込まれる傑作ばかりです。
そして、この記事では単なる作品紹介だけでなく、Audibleをよりお得に楽しむコツも合わせてご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ

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鳥肌もののおすすめミステリー小説 7選【Audible】

1.告白

著者:湊かなえ|ナレーター:橋本愛
【教師の告白から始まる物語】
物語は、中学校教師・森口悠子が3学期の終業式の日に行った衝撃的な「告白」から始まります。彼女は生徒たちに向かって、「娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです
と語りかけます。
さらに森口は自分なりの復讐として、HIV患者である自分の婚約者の血液を少年たちの牛乳に混入したと宣言し、教室を去っていきます。
ネタバレしないように大切な話しは書きません。
湊かなえのデビュー作にして代表作となった心理サスペンス小説です。
イヤミス作家
読後に嫌な後味が残るミステリー作家の事を言います。
読後に爽快感や解決の満足感よりも、不安感や重苦しさが残るのが特徴です。登場人物たちの行動や選択に共感できない部分があり、「もし自分が同じ立場だったら」と読者に考えさせる力を持っています。
是非試して体験してみて下さいね♪
最後に著者の(湊かなえ)さんとナレーターの橋本愛の対談があります。是非最後まで聴いてみて下さいね♪
2.悪い夏

著者:染井為人|ナレーター:大久保多聞
生活保護の打ち切りをちらつかせて、ケースの女性に肉体関係を強要している職員がいる!
『悪い夏』は、26歳の守という主人公を中心に展開するノワールサスペンス小説です。守は市役所の社会福祉事務所で生活保護受給者(ケース)を担当するケースワーカーとして働いています。
最初は真面目だった人間も次第にクズに変貌し、小さな出来心や欲望から取り返しのつかない状況へと転落していく様子が描かれています。
【予測不能な展開】
最初は単純に思える事件が、次第に複雑に絡み合い、予測不能な展開へと進んでいきます。何の関係もなさそうな人物たちがささいなきっかけでつながっていき、驚かせる結末へと、、、
3.死命

著者:薬丸岳|ナレーター:吉田鋼太郎
『死命』は、薬丸岳による緊迫感あふれるミステリー小説です。
物語は、余命宣告を受けた二人の男を軸に展開します。
一人は、死を前にして殺人衝動を解放する連続殺人犯・榊信一
もう一人は、病に侵されながらも彼を追い詰める刑事・蒼井凌
信一は、幼い頃の虐待が影響で女性に欲望を感じると首を絞めたくなる変態になり抑え込んでた自身の欲望を余命宣告され解放してしまい。次々と女性をたぶらかし殺害して行きます。若くしてデイトレードで成功した億り人。
一方『蒼井』刑事は、家族の時間もかえりみず犯人を追う刑事
最後の時間で家族の絆を修復出来るのか?犯人逮捕まで生きれるのか?
そして最後は、、、
4.破門

著者:黒川博行|ナレーター:小川輝晃
黒川博行さんの小説『破門』は、ヤクザと建設コンサルタントのコンビが織りなす「疫病神シリーズ」の第5作です。この作品は第151回直木賞を受賞し、映画やテレビドラマ化もされています 。
物語は、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮が、映画製作を巡る詐欺事件に巻き込まれるところから始まります。映画プロデューサーの小清水が出資金を持ち逃げし、二人はその行方を追ってマカオまで奔走します。しかし、事件の裏にはさらに大きな陰謀が隠されており、二人は次々と困難に直面します 。
軽妙な会話とテンポの良い展開が特徴で、エンターテインメント性の高い作品です。興味があれば、ぜひ聴いてみてください!
5.誘拐ジャパン

著者:横関大|ナレーター:早水リサ
『誘拐ジャパン』は、2024年10月30日に発売されました
総理大臣の孫を誘拐する話しです。
主人公の天草美晴は、32歳の無職で金欠状態に陥っていましたが、高額報酬に惹かれてゴミ屋敷の掃除の仕事を引き受け!
しかし、現場で出会った女性2人の挙動が不審で、さらに謎の老人に投げ飛ばされるという予想外の展開に巻き込まれ!
掃除ではなく誘拐の仕事をする事に、身代金はお金ではなく、3つの条件が
1・出産した全女性に1000万円
2・国家議員の報酬半額
3・省庁の地方移転
6.ミステリー・アリーナ

著者:深水黎一郎|ナレーター:小橋達也
この作品は、参加型ミステリー小説!
プロのミステリー読みが集結し、謎を推理しながら犯人を特定しようとします。
【推理する題材】
舞台は嵐によって孤立した屋敷であり、ここで発生する連続殺人事件が中心です。
このミステリーをプロのミステリー読みが早押し形式で答えて行く流れです。
『ミステリー・アリーナ』これまでの9回の大会で正解者が出なかったため、賞金は2億円からキャリーオーバーされ、今回記念すべき10回目!今回の優勝者には20億円という巨額の賞金。
この高額な賞金は、過去の大会で優勝者が出なかったため、その賞金が繰り越されて積み重なった結果となっています。「国民的娯楽番組」という設定を背景にしており、プロたちの推理ゲームという形で進行します。
これにより、読者は自分自身も推理に参加しているかのような感覚を味わうことができ、プロのミステリー読みの普通、聞き逃す言葉も理解しながらミステリーを推理してるので今後のミステリー小説の読み方が変わりました(笑)
しかし、この「国民的娯楽番組」の真相は⁈ネタバレは、しません。是非とも参加型ミステリーに参加してみて下さい。
7.海神

著者:染井為人
ナレーター:中務 貴幸
物語は、震災当日の2011年3月11日から始まり、震災から2年後の2013年、そして10年後の2021年の3つの時間軸で展開されます。主要な登場人物には、新聞記者の菊池一朗、ボランティアの女子大生椎名姫乃、そして島で養護施設の職員を務める堤佳代がいます。彼らの視点を通じて、震災の影響や復興支援の裏側が描かれます。
特に、遠田政吉のキャラクターは、最初は「復興のカリスマ」として島民から信頼を得ていましたが、後にその裏の顔が明らかになり、彼の行動がどのように島民たちを裏切ったのかが焦点となります。物語の中で、金塊の発見が新たな事件を引き起こし、過去の出来事が再び浮上することで、登場人物たちの運命が交錯します。
また、作品は実際の復興支援金横領事件をモデルにしており、特に「NPO法人大雪りばぁねっと」の事件が影響を与えています。このような背景が、物語にリアリティを与え、読者に深い考察を促します。
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実は、Audibleは家族でシェアしながら使うと最大限お得なんです。
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Audibleのミステリーはなぜ“聴くとハマる”のか?
実際に“読んだ”ときには気づけなかったキャラの感情や場面の切迫感が、聴いたとたんにビリビリ伝わってくる…それがAudibleの醍醐味です。
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【まとめ】Audibleで、次のミステリーは「読む」から「聴く」へ。
今回ご紹介した6冊はどれも、物語の内容もさることながら、朗読のレベルの高さに驚かされる作品ばかりです。
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ミステリーの世界に、耳からどっぷり浸かる体験を、ぜひ。
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